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2005 年度 実績報告書

日本の世帯構造とアンペイド・ワークに関する世界システム論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15530349
研究機関長野大学

研究代表者

古田 睦美  長野大学, 産業社会学部, 助教授 (60278166)

キーワードアンペイド・ワーク / 女性労働 / 時間利用調査
研究概要

●長野県における調査
長野県において、研究代表者が監修し、「長野県男女共同参画推進県民会議」とともに行った生活時間調査のデータを、ヨーロッパ統一時間調査のコーディンクリストにしたがって再集計し、ヨーロッパとの比較研究を行った。研究成果は、第78回日本社会学会大会(2005.10.22、法政大学)において「長野県調査の結果からみる男女の時間利用構造」と題して発表した。あわせて、昨年のフィンランド統計局でのヒアリング調査をふまえて、2000年に改訂された欧州統一行動コーディングリスト"The Guidelines on harmonized European Time use surveys, Eurostat, 2000."の邦訳を発表した。その後、欧州統一行動コーディングリスト2000年版の邦訳は、「時間利用調査のための行動コーディングに関する研究-長野県調査と欧州行動コーディングリストとの比較から-」に掲載した。同論文では、長野県における調査の過程をケースとして、労働項目の整理によるジャパニーズコードの検討、および、欧州統一コードを日本における時間利用調査に適用した場合に生じる問題点や下位コードの設定等の処理による問題の解決策などについて考察した。
●新たなフレームワークの構築
世界システム論に立脚した世帯構造に関する議論の収集と整理、スウェーデン統計局およびEurostatのフレームワークに関する論文の検討を継続している。前者としては、I.Wallerstein編の世帯構造に関する二つの著作、Fernand Braudel Center刊行のReview誌の関連論文、Claudia von Werlhofなどのジェンダー視覚から世界経済を論じる論者の論文、後者としては、Eurostat、スウェーデン統計局などの政策および統計データと男女平等政策の関連に関する論文などを検討している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 時間利用調査のための行動コーディングに関する研究-長野県調査と欧州行動コーディングリストとの比較から-2005

    • 著者名/発表者名
      古田睦美
    • 雑誌名

      長野大学紀要 第27巻第3号

      ページ: 59-77

  • [図書] 応用倫理学講義4経済2005

    • 著者名/発表者名
      古田睦美
    • 総ページ数
      188-207
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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