研究概要 |
今年度は、これまで積み上げてきたコンピュータ教育支援ツール(以下教育支援ツール)研究の成果として来年度出版予定であるCD付き書籍への準備段階として、ツールの改善と実証研究を中心に行った。 特に、次年度の出版に向けて、研究分担者や他大学の専門家との頻繁な打ち合わせと検証作業を行った。具体的には、(1)エコシステム研究会のメンバーによる事例作成のための調査(長崎,延岡など)と教育支援ツールとして用いるための加工作業と精緻化(2)エコシステム研究会以外の大学(吉備国際大学)や日本社会福祉学会における教員を対象者とする演習体験型のデモンストレーションなどでの検証による効果の反映(3)現場実践者による(JA愛知,大分大学福祉社会科学研究科社会人大学院生など)検証結果や評価のフィードバック(4)CD付き書籍出版に向けての章構成概要や役割分担の整理などを行うことができた。 2年目となる次年度の研究に向けて、以下のような課題が残されており、さらなる継続研究の積み上げが必要である。 1 教育支援ツールのアプリケーションなどハード面での改良 2 教育支援ツール内の質問項目、回答項目の精緻化 3 多様な事例を用意すること、教育・研修プログラムに適応するための事例としての精緻化 4 新しい教育支援ツール(第3次改定版)を用いての実証研究と評価のフイードバック 5 これまでの研究成果のフィードバックとして分担研究者も含めたCD付き出版の実現
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