研究課題
基盤研究(C)
平成15年年度に東京都西東京市、千葉県八千代市、埼玉県飯能市の乳幼児を育てている子育て家庭へ実施したアンケート調査をふまえ、妊娠期や出産直後の子育てを支えるためにはどのような支援が必要なのか、特に保育所や幼稚園を活用した事業としてはどのような支援が可能なのかを検討するために、西東京市と千葉県八千代市で出産前の母親学級、両親学級出産後の健診参加者などの協力を得て調査を実施し、研究を進めた。特に平成16年度から17年度には人千代市で、出産前の学級参加者の協力を得て、出産後も継続的なインタビュー調査を続けてきた。またすでに長年出産前支援を行っている熊本市あゆみ保育園の協力を得て、事業参加者にどのような支援が求められているのかを継続的に調査し、求められている支援内容を検討した。現代の妊産婦の子育て知識と経験が非常にないこと、そのことが出産後の子育て不安、心身の不調に影響していることが判明し、出産までに子どもの成長の実際と親子のコミュニケーションのとり方を学ぶ必要性があることが分かった。また出産直後3ヶ月までの育児相談・育児支援が求められていること、初めての出産時は妊娠、出産子育てのすべてが未経験である不安だが、第2子、3子になると、2人3人の子どもの子ども相互、家族の関係は始めての経験であり、はじめての体験となる。そうした意味で子ども数が増えるからといって子育ての悩みはなくなるわけではないことも明らかになった。こうした結果から、保育所で妊娠期に赤ちゃんのいる暮らしをイメージ化しておくこと、乳幼児期の子どもの成長とかかわり方を体験的に知っておくこと、出産直後の相談・支援体制を見直すことが緊急に求められていることが明らかになった。平成18年3月に『初めて親になる男女対象の保育所・幼稚園を利用した妊娠期からの子育て支援研究』報告書を作成した。
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