平成16年度は、質問紙調査2件と資料収集調査1件、および学会発表・研究発表大会助言などを行った。 <調査の実施> ・「ピア・サポートの多様性と相互の関係」に関する調査を、香川大学の宮前義和助教授の協力を得て実施した。 ・金沢での10年間にわたる紙上相談ピア・サポート実践の資料(発行紙)収集を行った。 ・鳥取大学附属小学校におけるピア・サポート実践の効果に関する、児童及び保護者対象のアンケート調査を実施した。この結果は、下記の「研究発表大会」で報告された。 <調査結果の学会発表> ・鳥取大学附属小学校での調査をもとに「小学校における紙上相談ピア・サポート実践の評価(2)」を、日本教育心理学会第46回総会にて発表した。 <関連するテーマでのシンポジウム等での助言など> ・鳥取大学附属小・中学校での研究発表大会「健康教育」領域の「小中学校におけるピア・サポート活動の進め方」に共同研究者・指導助言者として参加した。 ・日本教育心理学会第46回総会の自主シンポジウム15「教師の同僚性形成と校外のサポートシステム」の企画・司会を共同で行った。これは、教師のピア・サポートという発想に基づくものである。 ・国立長野工業高等専門学校のリーダーズ研修にて、本研究の成果をもとに、「ピア・サポート実践の高等教育機関における活用」と題する講演及び演習を行った。 <関連書> ・ピア・サポート実践やその評価に関する論考を、学術出版書の分担執筆というかたちで、米国およびベトナムにて刊行した。
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