研究課題/領域番号 |
15530443
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
木村 玉己 千葉大学, 教育学部, 助教授 (20282436)
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研究分担者 |
田中 共子 岡山大学, 文学部, 教授 (40227153)
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キーワード | 外国人 / 駐在員家族 / アタッチメント / ソーシャルサポート / 生活圏 / フィールド調査 / WEB / バーチャルネットワーク |
研究概要 |
1.東京都在住の駐在員家族の生活圏フィールド調査を実施した。食料品店・公園・社交クラブ等を訪問し、駐在員家族らの利用頻度を調べ、地図記入した。 2.上記駐在員家族に対し、生活圏に関する聴き取り調査を実施した(予備調査)。さらに、聴き取り調査の中で駐在員家族が用いる駐在員独特のボキャブラリーに着目、収集し、本調査の質問票作成に役立てた。 3.本調査の質問票を紙版とWEB版の2種作成した。質問票は以下から成る。生活圏把握質問、生活圏地図記入、心理尺度(文化適応、対人関係、対物関係)、経済状況、フェイス項目。 4.本調査の紙版質問票は、東京都港区有栖川記念公園および周辺で、駐在員配偶者103名に1対1で対面配布、回収した。 5.本調査のWeb版質問票は、下記7のWebサイト上で配布した。Web版質問票の配布は次年度も継続する。 6.駐在員家族に対するホスト文化圏からのソーシャルサポートをいかに提供するかを討議した。その結果、Webサイト上でのソーシャルサポートを考案し、具体的なフレームワークを作成した。 7.駐在員家族参加型Webサイトを構築した。当サイトの存在を駐在員家族に広く伝えるために英語情報誌に広告を出した。当サイトを、駐在員家族用バーチャルタウンとして見立て、1.地域限定の生活情報を提供、2.駐在員家族の意見交換の場(掲示板)を提供、3.ホスト文化圏側からのソーシャルサポート(相談、翻訳など)を提供した。次年度も当サイトは継続し、ソーシャルサポートに関する調査に用いる。 8.現在は、紙版質問票の数値データ、自由記述データ、および生活圏地図データを処理中である。
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