平成15年度における文献収集及び実態調査から、学校を設計する側の意識と使い手である学校側の意識には少なからず、ギャップが存在すること、先進的な学校施設をもち、安全教育にそれなりに配慮していると思われる学校においても、安全管理に関しては試行錯誤の状況であることなどが明らかになった。 平成16年度においては、ハード、ソフト両面において、安全管理のあり方に示唆を与えてくれる可能性を持った、幾つかの学校、いろは遊学館及び志木市教育委員会に対する実態調査を継続的に行うとともに、平成15年度の実態調査を踏まえて、海外(英国)における安全管理の実態調査(教育技術省及び、PFIによって建築されPFIスタッフが学校管理の一翼を担っているハイランズ・スクールでの資料収集・聞き取り調査)を行い、これからの我が国の安全管理の在り方について指針を得た。
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