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1 本年度は初年度として、北京を中心とする現地調査と、中国語教育に関する基本資料の収集に力点を置いて活動を行う予定であったが、SARSの思わぬ流行のため、現地調査を取り止めざるを得なかった。次年度に実施する予定である。
2 したがって基本資料の収集が中心となった。以下はその具体的な活動の概要である。
(1)戦後の中国語教育に大きな足跡を残した倉石武四郎の業績目録を作成するための著作を収集した。
(2)『文検受験生』と『文検世界』を中心として、文検支那語の受験参考雑誌記事を収集した。
(3)明治期の早い段階から中国語教育に力を入れていた拓殖大学と早稲田大学の歴史に関する著作の収集を行った。
(4)不二出版が手掛けている中国語の教材集成を購入した。
(5)このテーマにおいて欠かすことのできない研究者である六角恒廣と安藤彦太郎の著作を収集した。
(6)『支那語』をはじめとする戦前発行されていた中国語の学習雑誌収集を行った。
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