研究課題/領域番号 |
15530529
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研究機関 | 湊川短期大学 |
研究代表者 |
大森 雅人 湊川短期大学, 幼児教育学科, 教授 (00194308)
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研究分担者 |
三宅 茂夫 湊川短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (10369738)
中西 利恵 湊川短期大学, 幼児教育学科, 教授 (60237328)
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キーワード | 保育者 / 学習環境 / 養成教育 / 保育現場 / 接続 / 短期大学 / 教育方法 |
研究概要 |
本研究は、学生が保育現場での営みに触れながら学習ができる共同学習環境を構築して、その共同学習環境を活用して保育者養成課程の講義・演習における実践を行い、新しい保育者養成教育の方法を提案することを目的としている。 具体的には、(1)教育効果が期待できる、保育現場とのコミュニケーションの方法や内容に関しての検討(2)検討結果に対応した共同学習環境の開発(3)共同学習環境を用いた講義・演習のカリキュラムの開発(4)それによる講義・演習を実践しての教育効果の検討と、その結果による学習環境、カリキュラム等の再検討等を行い、最終的には、高度情報化時代に対応した、新しい保育者養成教育方法の提案を行う予定である。 本年度は、2年の研究期間における1年目の段階として、以下の検討を行った。 (1)従来より行ってきた保育者養成校と保育現場の連携に関する研究で得られた知見を再検討して、保育者養成校の教員と保育現場の保育者で行われてきたコミニュケーションに、学生が加わった場合に可能と考えられるコミニュケーションの内容や方法(形態)に関して、現在担当している授業・演習を通して検討を行い、その結果を分析している段階である。 (2)本研究で必要となる共同学習環境については、現在開発中である。このシステムは、動画、静止画、音声、文字情報などの多様な形態の情報を伴ったコミニュケーションを支援する機能を持つ。開発中のシステムは、イントラネット上で機能するWebアプリケーションサーバとする予定である。さらに、保育現場の実践の様子をインターネットを通じてリアルタイムに視聴できるシステムについても、開発中である。 (3)本研究の特色の一つは、保育者養成教育の場と保育の現場が、様々なコミュニケーション手段によって接続されることにある。こういった実践が継続的に実施できることは、大きな課題のひとつであり、継続的な実施が可能な接続のあり方についても注目し、現在棟討を行っている。
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