本研究は、わが国の家庭科が抱える「子どもの学習評価」の問題を解決する示唆を得るために、多様な学力論を有する現代アメリカ家庭科における学習評価研究の発掘とその分析により、各家庭科学習論に対応した学習評価の実態とその特質・課題を明らかにすることにある。 本年度はその初年度にあたるが、10月に研究補助金の採択決定をいただいたこともあり、以下のように来年度以降の研究資料の検索・収集を中心に進めると共に、入手できた資料の分析に取りかかった。 (1)アメリカおよびわが国の教育・家庭科教育の学習評価の先行研究に関する資料を検索し、入手できた資料の分析に着手した。 (2)アメリカの1960年代以降の家庭科学習評価に関する資料を調査・収集した。 (3)収集した資料の概要をパソコンに入力し、データ処理を行う準備を行った。 以上のような状況で、裏面に記載できるような研究成果を挙げられていないが、資料の収集・分析を引き続き進め、その成果を形にしたいと考えている。
|