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2005 年度 実績報告書

Webページを利用した小学校教員用体育学習指導方法研修システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 15530595
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

賀川 昌明  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90116799)

キーワード小学校体育 / 学習指導力向上 / WBTシステム / マット運動 / 学習指導力自己評価 / 動画 / 信頼性 / 妥当性
研究概要

マット運動領域を対象として作成された「体育学習指導力向上WBT(Web Based Training)システム」「体育学習指導力自己評価システム」の使用効果を検討するため,次のような手順で研究を進めた.
1.「体育学習指導力自己評価システム」の作成とその信頼性,妥当性の検討
(1)「体育学習指導力自己評価システム」の作成
体育授業中に児童が行うマット運動演技の典型的な「つまずき」(10種類の技から各4場面,計40場面)を動画で示し,それらに対する対応策を回答するためのテストを作成した.
(2)評価基準項目の作成と精選および得点基準の算出
体育を得意教科とする小学校教員16名の上記認識テストに対する回答から評価基準となる項目を抽出し,それらを精選した後に得点基準を算出した.
(3)「体育学習指導力自己評価システム」の信頼性・妥当性の検討
上記自己評価システムによる大学生及び大学院生30名からの回答を先述の評価基準項目と照合して得点化し,その内的整合性を検討した結果,0.813のα係数を示した.また,それぞれの得点をマット運動指導自信度及び技能自信度との関連から検討を行った結果,指導自信あり群及び技能自信あり群の得点が指導自信なし群及び技能自信なし群の得点より有意に高かった.以上のことから,この自己評価システムの信頼性・妥当性が確認された.
2.「体育学習指導力向上WBTシステム」「体育学習指導力自己評価システム」を利用した研修効果の検討
「体育学習指導力向上WBTシステム」の利用効果を検討するため,25名の大学生に対して1日1時間,計5時間のWBTシステムを使用した研修を課した.研修前・後に実施した「体育学習指導力自己評価システム」によるテスト得点を比較した結果,0.1%水準で有意な向上が認められ,このシステム使用の有効性が確認された.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 小学校体育授業におけるマット運動学習支援ソフト使用に対する児童の評価 -授業に対する態度変容類型からみた認識の違い-2006

    • 著者名/発表者名
      賀川昌明
    • 雑誌名

      体育科教育学研究 22・1

      ページ: 15-23

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 体育学習におけるパーソナルコンピュータ利用の展望と課題2006

    • 著者名/発表者名
      賀川昌明
    • 雑誌名

      体育学研究 51・5(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 小学校教員用マット運動指導力向上支援ソフトの開発2005

    • 著者名/発表者名
      賀川昌明
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 28・Suppl.

      ページ: 21-24

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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