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2003 年度 実績報告書

保護者と教師の連携を促すコンサルテーションプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15530621
研究機関信州大学

研究代表者

上村 惠津子  信州大学, 教育学部, 助教授 (30334874)

研究分担者 水野 治久  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (80282937)
永松 裕希  信州大学, 教育学部, 助教授 (60324216)
石隈 利紀  筑波大学, 心理学系, 教授 (50232278)
キーワードコンサルテーション / 保護者との連携 / ビリーフ / 事例検討会
研究概要

本研究は、教育ニーズの大きい子どもの援助において、保護者と教師の連携を促進するためのコンサルテーションプログラムを開発することを目的としている。
今年度は、コンサルテーションプログラムの構成に先立ち、事例検討会の展開に関する実践的な研究を行うと共に、連携行動並びに連携意欲に影響を及ぼす教師の心理過程を把握するモデルの構成を行った。教師の連携行動や連携意欲には、連携に対する教師の価値観が大きく影響していると考えたからである。つまり、コンサルテーションプログラムを、保護者とより有効に連携するための展開方法を明らかにするプログラムと、多様な保護者との連携により生じる教師の感情を教師自身がコントロールするための研修的プログラムの2つの要素でとらえることとした。
まず、事例検討会の展開に関する実践的な研究においては、現在実践されている事例検討会の課題を明らかにした上で、問題解決的事例検討会のモデルを作成した。さらに、教育ニーズの大きい子どもの対応に苦慮している保育士を対象に事例検討会モデルを実践し、その効果を検討した。
次に、教師の心理過程の把握については、連携行動に伴う感情を生じさせる心理的メカニズムを論理療法の視点からとらえ、連携行動とそれにより生じる感情の間に「ビリーフ(信念)」が介在するモデルの再構築を試みた。それを基に、自らのビリーフに対する教師の気付きを促すための手だてとして、保護者との連携に関するビリーフ尺度を作成中である。具体的には、小・中学校並びに特殊教育諸学校の教員約200名を対象に、自らが持っていると思われるビリーフについて自由記述による調査を行ない、ビリーフ項目の選定を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 酒井幸枝, 上村惠津子: "保育現場における事例検討会の実態に関する研究"信州大学教育学部紀要. 110. 101-109 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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