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2003 年度 実績報告書

高等教育機関に学ぶ聴覚障害学生の言語力伸長を支援する教材開発とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 15530631
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

細谷 美代子  筑波技術短期大学, 聴覚部・一般教育等, 教授 (30282370)

キーワード聴覚障害 / 高等教育 / 言語表現 / 書きことば / 話しことば
研究概要

本研究は3年間で「話しことばと書きことばを明確に使い分ける力を育成するための教材開発」・「論理的に考える力を育成するための教材開発」・「文構造に対する理解を深めるための教材開発」・「論理的な構成を備えた文章を書くための基礎力を培う教材開発」の4分野に取り組むことを計画している。1年目にあたる今年度の研究は、10月の補助金交付内定後の遅いスタートであったため、「話しことばと書きことばを明確に使い分ける力を育成するための教材開発」に絞って取り組んだ。
近年、携帯電話・パソコン等の普及により電子メール使用者数が激増し、従来の「話しことば」と「書きことば」のいずれにも属さない表現形式が登場してきた。こうした状況の下では「書きことば」とは何かという定義段階からの再検討もいずれ必要であろうが、本研究では従来型の「話しことば」「書きことば」の範疇での研究を進め、メール文・表現については学生に指導すべき内容・項目を特定するための予備調査を行った。
教材サンプルを試作したが、問題数・教材数など量的には満足する域に達しなかった。この結果、試作教材を適正に評価する段階にはいまだ至っていない。今後は質的向上に加えて、教材数を増やす方向での研究を推進する。
並行して研究環境の整備を進めた。公刊された最新の言語データ集などの資料を収集し、研究環境を整えるとともに、次年度以降の研究計画の見直しをした。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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