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2005 年度 実績報告書

高等教育機関に学ぶ聴覚障害学生の言語力伸長を支援する教材開発とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 15530631
研究機関筑波技術大学

研究代表者

細谷 美代子  筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (30282370)

キーワード聴覚障害 / 高等教育 / 言語表現 / 論理 / アカデミックライティング
研究概要

本研究は3年間で「1.話しことばと書きことばを明確に使い分ける力を育成するための教材開発」「2.論理的に考える力を育成するための教材開発」「3.文構造に対する理解を深めるための教材開発」「4.論理的な構成を備えた文章を書くための基礎力を培う教材開発」の4分野に取り組もうとするもので、平成17年度はその3年目で最終年度にあたる。
一昨年度は「1.」に、昨年度は「2.」および「3.」に取り組み、最終年度の本年度は残る「4.」に取り組んだ。教材開発にあたって重視した冒標項目の主なものは以下のとおりである。
A:エッセイとは異なる、研究論文の構造について理解する。
B:文章の全体的構図と記述作業部分の位置関係に注意を払う。
C:同一情報を複数の文章・構造・スタイルで表現することができる。
このうちAについてはある程度鼠標を達することができた。
Bについては個人差が認められ、全体が目標を達するというレベルには至らなかった。非常に成長した学習者がいる一方で、十分な成果を挙げられなかった学習者も一部にはいた。
Cについては、本研究が授業場面を利用して実施しているという時間的制約のゆえに、期待したレベルには届かなかったが、方向性として有効であることを確認した。
また、学生のアカデミックライティングに対する意識調査を行い、学生の意識・意欲は高いことを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 聴覚障害者を対象とした日本語能力テストの開発に向けて-日本語能力試験の応用可能性について-2006

    • 著者名/発表者名
      松井晴子, 渡邉まり恵, 佐藤香織, 細谷美代子
    • 雑誌名

      日本語教育 128号

      ページ: 110-115

  • [雑誌論文] Awareness of Academic Writing among Hearing Impaired Students2006

    • 著者名/発表者名
      HOSOYA Miyoko
    • 雑誌名

      TUT Education of Disabiliities vol.5

      ページ: 9-14

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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