言語障害教育を担当する教員が必要とする専門的知識・技能を現場での実践を中心に調査分析し、担当教員の実践的指導力を高めるための研修プログラムを開発した。また、研修に必要な教材の収集と開発を行った。 以上のことを通して得られた知見とその成果を、言語障害教育担当教員の資質向上と実践力の質的向上に資する資料として、より現場での実践に密着した研修の手引き・研修テキストとして構成した。 教育実践上必要な知識や・技能と研修すべき内容や方法に関わる情報を整理し、全体を1.教育の歴史制度、2.教育、指導・支援の内容3.教育経営・連携 4.障害の理解と指導の4項目として、各項目を次のような内容で構成した。第1章 聴覚や言語に障害がある子どもの教育 第2章 子どもに対するアセスメント 第3章 指導の計画 第4章 保護者・親の会との連携 第5章 在籍校との連携 第6章 関連諸機関との連携 第7章 きこえに障害のある子どもの指導I 第8章 きこえに障害のある子どもの指導II 第9章 発音に障害がある子どもの指導 第10章 話しのリズムに障害がある子どもの指導 第11章ことばの発達に遅れがある子どもの指導 第12章 軽度発達障害が背景にある子どもの指導I 第13章 軽度発達障害が背景にある子どもの指導II 研修テキストを研修プログラムとの関係で整理し、当該教育の初任時研修プログラムとして提示した。
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