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2004 年度 実績報告書

作用のある層の双対性

研究課題

研究課題/領域番号 15540018
研究機関名古屋大学

研究代表者

橋本 光靖  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (10208465)

研究分担者 岡田 聡一  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (20224016)
林 孝宏  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (60208618)
吉田 健一  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (80240802)
蔵野 和彦  明治大学, 理工学部, 教授 (90205188)
宮崎 充弘  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (90219767)
キーワード純 / 有限型 / 不変式環 / Schubert多様体 / 大域的F正則性 / 捻じれ逆像
研究概要

RがNoether環,Bが有限型のR代数,AがBの純なR部分代数であるときAが有限型になることを証明した論文の公表の準備を進めた。有限生成代数の部分代数が有限生成になるかは重要な問題であるが,その特別な場合について解決をした。
De ConciniとProcesiによる標数によらない不変式環の決定について,簡明な別証明を一般線形群,Symplectic群,直交群について得,一般線形群,Symplectic群の場合についての証明を印刷公表すべく論文を作成し,投稿した。これらの場合の証明に共通する幾何的状況についてもっと深く調べる必要が生じている。また,Dedekind整域R上定義された作用について,不変式環が体の標数によらないことと,任意のR代数について不変式環の生成元と関係式が一定であることの間に同値関係があるのではないかと考えられるので,より深く調べる必要が生じている。これらの考察は,箙の表現空間への簡約群の作用に深く関わっており,箙の表現空間についてより深く調べる必要が生じている。とりわけ,A型の箙に一般線型群の(いくつかの)直積が作用している場合について考察することが必要である。これらの新しい問題意識に到達したことはこの問題を考えたことの成果のひとつであるといえる。
簡約群の射影的な等質空間上のSchubert多様体が大域的F正則であることの簡明な別証明を得たので,印刷公表すべく論文を作成した。大域的F正則である多様体の例について,さらに追求する必要がある。
群の作用を持つ場合の捻じれ逆像関手の構成について書いた論文を手直しし,印刷公表すべく準備を進めている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Minimal relative Hilbert-Kunz multiplicity2004

    • 著者名/発表者名
      Kei-ichi Watanabe, Ken-ichi Yoshida
    • 雑誌名

      Illinois J.Math. 48

      ページ: 273-294

  • [雑誌論文] Numerical equivalence defined on Chow groups of Noetherian local rings2004

    • 著者名/発表者名
      Kazuhiko Kurano
    • 雑誌名

      Invent.Math. 157

      ページ: 575-619

  • [雑誌論文] The total coordinate ring of a normal projective variety2004

    • 著者名/発表者名
      E.J.Elizondo, K.Kurano, K.-i.Watanabe
    • 雑誌名

      J.Algebra 276

      ページ: 625-637

  • [雑誌論文] A pure subalgebra of a finitely generated algebra is finitely generated

    • 著者名/発表者名
      Mitsuyasu Hashimoto
    • 雑誌名

      Proc.Amer.Math.Soc. (掲載予定)

  • [雑誌論文] Hilbert-Kunz multiplicity of three-dimensional local rings

    • 著者名/発表者名
      Kei-ichi Watanabe, Ken-ichi Yoshida
    • 雑誌名

      Nagoya Math.J. (掲載予定)

  • [雑誌論文] Buchsbaum Stanley-Reisner rings with minimal multiplicity

    • 著者名/発表者名
      Naoki Terai, Ken-ichi Yoshida
    • 雑誌名

      Proc.Amer.Math.Soc. (掲載予定)

  • [図書] 古典群の表現論と組合せ論

    • 著者名/発表者名
      岡田聡一
    • 出版者
      培風館(出版予定)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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