研究概要 |
1.Fengchun Lei氏(Harbin Institute of Technology)とGengyu Zhang氏(東京工業大学)との共同研究において以下を示した。空間内の位相的円板で空間グラフに対してある種の位置にあるものに対してそれを縮約して得られる空間グラフが2-既約ならばもとの空間グラフも2-既約であることを証明した。これによって既約性によっては区別出来ない2つの空間グラフが2-既約性によって区別出来るようになった。 2.本橋友江氏(関東学院大学)との共同研究において以下を示した。四角形の既約なタイリンダで2個以上のタイルからなるものには亜風車が存在することを示した。 3.小沢誠氏(駒深大学)、堤幸博氏(上智大学)、新國亮氏(早稲田大学)との共同研究において、trivializabilityに関する禁止グラフを新たに9個発見した。 4.郡山登美代氏(早稲田大学)との共同研究において以下を示した。handcuff graphのregular projectionsについてはTaniyama-Yoshiokaの研究によって、それがいつ、nontrivial handcuff graphのprojectionになるか、identifiable projectionであるかないか、がよく分かっていたが、今回,handcuff graphを含むgraphのある族に関して、それらのprojectionsがいつ、nontrjvial embeddingsのprojectionになるか、identifiable projectionであるかないかを決定した。 5.戸田一平氏(早稲田大学)との共同研究において以下を示した。結び目$6_2$の球面への正則射影全体の集合と結び目$6_3$の球面への正則射影全体の集合の和集合の決定をした。
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