研究概要 |
本研究における教育環境の基枠情報の可視化である。ダイヤグラムやテーブル形式のグラフを使用して情報を表現することを基本とする。当面研究対象の分野を情報処理教育と数学に限定しておく。従って,情報教育にはプログラムデータベースとテキスト,また,数学教育にはテキストと問題データベースを可視情報にて提示システムを構築することを最初の研究目標とする。グラフィカルな情報を直按データベースにする理論は確立されていない。文字で表現される情報はテキスト形式とし,視覚情報をユーザーインターフェースとして使用する。 我々の研究では,第一の成果として,現在このような状況でプログラムドキュメントを視覚情報として表示するための形式をグラフ言語という数学的表現法で定義している。この形式的定義をHiformと呼ぶ。その詳細を"http://www.sm.u-tokai.ac.jp/~sugita/Hiform"においている。このサイトではHiformに関する説明と17種類のHiformテンプレートをあげている。また,プログラムドキュメント以外のテキストに関しては,現在「情報処理演習」,「数理基礎論」,「CAI微分積分学」,「符号理論」,「情報と社会」をPDF形式によるテキストで,「高等学校情報教育実践例」をHTML形式で作成しており,"http://www.sm.u-tokai.ac.jp/~sugita"においた。次ページにあげた文献は情報視覚化に関連するものである。データベース本社はXMLドキュメントで構築されるが,これは現在研究中で,実用化されるのは次年度になる予定である。
|