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2003 年度 実績報告書

無限次元空間の単位球上の正則写像に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15540193
研究機関有明工業高等専門学校

研究代表者

本田 竜広  有明工業高等専門学校, 一般教育科, 助教授 (20241226)

キーワード増大定理 / starlike / 双正則 / ハルナック
研究概要

無限次元空間内の領域上の、正規化された正則写像について、増大度定理と同様な評価が成立する条件を研究し、さらに、写像による像に条件を付加することにより、上記の増大度定理の精密化を研究し、次のような結果を得た。
まず、1次元の複素平面内の円板上の非負値調和関数$u$について知られているハルナックの不等式に注目し、これが複素バナッハ空間内の領域上での評価を検討し、次のようなハルナックタイプの評価式を得た。
【numerical formula】
さらに、適当な線形汎函数ψを選び、f(e^<2π√<-1/k>>z)=e^<2π√<-1/k>>f(z)が成立すれば、次の評価式が得られた。
【numerical formula】
次に、この評価式を弧長パラメータを用いた測度でアレンジすることによって,複素バナッハ空間内の単位球B上の双正則写像について、fで、f(0)=0,df0)=1を満たし,その象f(B)が星形領域であり、さらに、ある自然数kに対し、e^<2π√<-1/k>>f(B)=f(B)が成立すれば、評価式
【numerical formula】
が成り立つことを証明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tatsuhiro HONDA: "Holomorphic Mappings on Some Infinite Dimensional Domain"Research Reports of the Ariake College of Technology. 40. 17-23 (2004)

  • [文献書誌] Tatsuhiro HONDA: "Holomorphic mappings into some domain in a complex normed space"J.Korean Math.Soc.. 40-1. 145-156 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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