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2003 年度 実績報告書

テータ項を含む格子場の理論とくりこみ群

研究課題

研究課題/領域番号 15540249
研究機関山形大学

研究代表者

井町 昌弘  山形大学, 理学部, 教授 (70037208)

研究分担者 米山 博志  佐賀大学, 理工学部, 教授 (50210795)
キーワード格子場の理論 / CP^<N-1>模型 / テータ項 / 複素ボルツマン因子 / 最大エントロピー法 / トポロジカル荷電分布 / strong CP非保存 / とじこめ
研究概要

1.θ-項を持つCP^<N-1>などの格子場の理論における複素ボルツマン因子の問題に対する「最大エントロピー法(MEM)」の有効性を検討した。GaussianQ(topological Charge)分布からはfourier変換によりスムーズなθ分布が予想される。しかし数値シミュレーションでは負符号問題により、スムーズでないθ分布が得られる。この現象は"flattening"と呼ばれる。このようなケースについて最大エントロピー法を適用し、よりなめらかなθ分布が得られることを示した。結果はつぎの論文に発表。
"Maximum Entropy Method Approach to the θ Term", M.Imachi, Y.Shinno and H.Yoneyama. to appear in Prog.Theor.Phys.111 No.3(2004).
しかし一方、相転移などで「物理的な"flattening"」が予想される場合、最大エントロピー法が正しくこれを再現するかどうか今後の詳細な検討が必要である。
2.θ-項をもつCP^<N-1>などの格子場の理論は複素ボルツマン因子の問題を抱えている。Azcoitiら(Phys. Rev. Letters, 89, (2002), 14601.)がθを純虚数にして行う分析法を提案している。彼らは強結合領域のみを調べている。強結合領域では1次相転移が存在することが知られている。一方、興味が持たれており分析に困難があるのは、弱結合領域である。この方法について検討している。特に弱結合領域での振る舞いを調べている。
山形大・新潟大合宿研究会(平成15年11月)ポスターセッションにて発表。
"θ-term, CP^<N-1> model and θ=imaginary approach", M.Imachi.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Imachi他: "Maximal Entrogy Method Approach to the θ Term"Prog.Theor.Phys.. 111・3. (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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