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2005 年度 実績報告書

ニュートリノ混合とレプトジェネシスでのCPの破れの関係を探る研究

研究課題

研究課題/領域番号 15540276
研究機関大阪大学

研究代表者

高杉 英一  大阪大学, 大学教育実践センター, 教授 (00135633)

キーワードニュートリノ / CPの破れの起源 / レプトンの香りの破れ / フロガット・ニールセン機構
研究概要

ニュートリノの性質、特にレプトン数非保存過程の研究やCPの破れの研究を通して、ニュートリニュートリノ混合や質量の起源、CPの破れの位相の起源に迫る研究を行った。また、ニュートリノ振動実験、ニュートリノの香りを破る崩壊、レプトジェネシスなどの結果からどのような情報が得られるのかを研究した。
特に
1.シーソー機構と超対称性を破る項がGUTスケールでユニバーサルであることを仮定し、レプトンの香りを破る過程にCPを破る位相がどのように寄与するか調べ、たいていの場合大きな寄与をすることを示した。特に、μ→e+γ、τ→μ+γの起こる頻度が、位相のない場合に比べ、位相のある場合、大きく変わることを見つけた。(2つの論文として発表した。)
2.CPの破れの起源の模型を提案した。具体的には、クォークの質量行列のヒエラルキーな構造を説明するフロガット・ニールセン(FG)機構に現れるスカラー場を2種類に拡張し、クォーク系におけるCP位相の起源がこれらの2つの場の真空期待値の位相の差によると考える模型を提案し検討した。またニュートリノ系についても検討を進めている。(現在論文にまとめている。)

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Enhancement of lepton flavor violation in a model with bi-maximal mixing at the grand unification scale2005

    • 著者名/発表者名
      S.Kanemura et al.
    • 雑誌名

      Physical Review D72

      ページ: 093004

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Phase effects from the general neutrino Yukawa matrix on lepton flavor violation2005

    • 著者名/発表者名
      S.Kanemura et al.
    • 雑誌名

      Physical Review D72

      ページ: 055012

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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