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2006 年度 実績報告書

光円錐上でのカイラル対称性と有効模型

研究課題

研究課題/領域番号 15540288
研究機関東京女子大学

研究代表者

矢崎 紘一  東京女子大学, 文理学部, 教授 (60012382)

キーワード加速度系での場の理論 / ウンルー効果 / ホーキング放射
研究概要

今年度も夏期休暇期間を利用して、ドイツ、エルランゲン大学のレンツ教授を訪問し、本研究課題に関連する新しいテーマとして昨年度から始めた「曲がった時空での場の理論」、特に加速度系での場の理論に関して、レンツ教授および同じ期間に同教授を訪問していた東京大学の太田教授と共同研究を行った。昨年度は、主として、最も簡単な場合であるスカラー場を考察したが、今年度は、ブラックホールのホーキング放射やウンルー効果と直接結びつく電磁場を取り上げ、ゲージの選び方、量子化について議論を煮詰めて、最終的にワイルゲージでの量子化に成功した。この結果は、最も関心のある量子色力学の定式化への手掛かりとなると考えている。
加速度系でのスカラー場と電磁場の量子化が、あいまいさなく定式化できたので、この段階で論文にまとめることにし、その作業を進めている。今年度中に作業を終え、投稿する予定であったが、共同研究者の都合もあって、まだ論文として完成していない。本研究の研究期間は終っても、共同研究は続け、近々論文を完成させて、投稿する予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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