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2004 年度 実績報告書

レンズ型シンチレータアレイを用いたイメージングカウンタの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15540296
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

上原 貞治  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (70176626)

キーワードシンチレーションカウンタ / 結晶シンチレータ / 放射線測定 / 粒子加速器 / 高エネルギー物理学 / レンズ / イメージング / 光電子増倍管
研究概要

本研究は、レンズ型シンチレータを試作し、その発光の像を検出し、放射線の通過位置を測定することをおもな研究目的としている。
1.BGO結晶を用いた直径10mm、長さ60mm、くびれ部分の直径が3mmのレンズ型シンチレータを設計製作した。当初、脆性による破損が心配されたが、少数のものを除いて工作過程や実装過程での破損は生じていない。
2.上とほぼ同様の形状でくびれ部分の直径が、2mmと3mmの2種類のプラスチック製レンズ型シンチレータによるスポット像をブラックライトからの紫外光をシンチレータに照射することにより以下の2種の方法により測定した。
(1)暗箱内に、シンチレータ、平面鏡、フラットパネル型光電子増倍管を取付け、光電子増倍管で検出される光子の数をカウントすることにより、スポットの明るさの分布を求めた。
(2)シンチレータからの光のスポットを白色のスクリーンに投映し、それをデジタルカメラで測定して、スポットの高度分布を求めた。
(3)BGO結晶シンチレータについても同様の測定を試みたが、紫外線が内部まで入らず、発生光が弱すぎて今のところ測定はできていない。
この測定により3mm径よりも2mm径のほうがずっとスポットの集光性能がよいことがわかった。
3.将来の加速器ビームによる測定に備えて、電子陽電子衝突型加速器KEKB周辺において、輻射バーバー散乱からの光子や電子を複数の種類のチェレンコフカウンタ(輻射体:水、石英、鉛ガラス)により、検出・確認した。また、その検出強度が加速器のルミノシティに比例することを確認した。
(※成果の公表を当面見合わせる必要あり)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 特許権2005

    • 発明者名
      上原 貞治
    • 権利者名
      高エネルギー加速器研究機構
    • 産業財産権番号
      (準備中)
    • 出願年月日
      20050000

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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