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2005 年度 実績報告書

群集流れのモデリングとシミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 15560041
研究機関静岡大学

研究代表者

長谷 隆  静岡大学, 工学部, 教授 (40122717)

キーワード群集 / 避難 / シミュレーション / 防災 / 格子気体
研究概要

火災・地震等による停電時あるいは歩行不可能な場合における避難群集の挙動を研究した。
避難過程を歩行可能な場合と不可能(四つん這い)な場合について学生の協力のもと、教室等からの脱出過程を数台のビデオカメラで観察記録し、避難過程のシミュレーションモデルの基礎となる実験結果を集めた。
上記の実験結果を取り入れて、避難者を球形分子(歩行可能な場合)や細長分子(四つん這いの場合)のような粒子としてモデル化し、避難者間の相互作用を分子間力のように考え、格子上を移動する気体のようなオリジナルな移動モデルを作成した。できるだけ単純化した格子気体モデルを構築し、大規模な避難群集集団の挙動を予測可能な計算機シミュレーションに適したシミュレーションモデルを開発した。
地震時等の歩道橋や地下道で発生する群集移動停滞現象を解明するために、これを単純化したチャンネル内対向流について、その限界歩行者流量並びに停滞が発生する危険群集密度を歩行可能な場合と四つん這いの場合についてこのプログラムによって予測した。次に暗い地下道での避難群集の挙動(歩行可能な場合と四つん這いの場合)をシミュレートし、地下道チャンネル内で単位時間あたりに移動可能である限界流量を調べた。
また視界良好な状況下と不良下での避難群集挙動を比較検討した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Evacuation of crawlers and walkers from corridor through an exit2006

    • 著者名/発表者名
      R.Nagai, M.Fukamachi, T.Nagatani
    • 雑誌名

      Physica A (In press)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Jamming transition in counter flow of slender particles on square lattice2006

    • 著者名/発表者名
      R.Nagai, T.Nagatani
    • 雑誌名

      Physica A (In press)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Experiment and simulation for counter flow of people going on all fours2005

    • 著者名/発表者名
      R.Nagai, M.Fukamachi, T.Nagatani
    • 雑誌名

      Physica A 358

      ページ: 516-528

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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