研究概要 |
(1)Gaussian bondポテンシャルと標準的な曲げエネルギーおよびbond connectivity依存のエネルギー関数によって定義された「流動膜モデル」は3角形分割された球面上で平滑相と乱雑相を隔てる2次相転移を持つ。 (2)Gaussian bondポテンシャルと曲げエネルギーで定義された「テザード膜モデル」は3角形分割された球面上で平滑相と乱雑相を隔てる1次相転移を持つ。この1次相転移はGaussian bondポテンシャルの有無によらない。また,曲げエネルギーの離散化の仕方にも,3角形格子の構造にもよらない。 (3)Gaussian bondポテンシャルと内部的曲率エネルギーで定義された「テザード膜モデル」は3角形分割されたディスク面上,ドーナツ面上で,平滑相と乱雑相を隔てる1次相転移を持つ。
|