• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

多孔質物体まわりの流動および熱伝達特性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15560185
研究機関九州大学

研究代表者

増岡 隆士  九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (30039101)

キーワード多孔質 / 強制対流 / 流動様相 / カルマン渦 / 透過流
研究概要

(1)多孔質体のような透過性を有する物体まわりの強制対流について,実験および数値解析による流れ場の可視化を行なった結果、多孔質内を透過する流れの強度は,多孔質体の透過率が大きいほど,あるいは流れのレイノルズ数が増大するほど大きくなること,また多孔質内透過流の強度が増すにしたがい,後流のカルマン渦形成領域は下流側へと移動し,流れの揺動自身も徐々に抑制され,ついにはカルマン渦の崩壊へと至ることが確認された.
(2)加熱された多孔質体の透過流の数値計算解析においては,加熱によって得られる浮力は流れの運動量変化を生じ、カルマン渦の消滅を促進することを明らかにした.またその物体まわり熱伝達特性は多孔質内を透過する流れに大きく影響されることを示した.
(3)透過流を伴う物体の抗力について実験および数値解析による検討を行い、内部透過流は多孔質体にかかる抗力を低減させ得ることを明らかにした.すなわち,抗力係数は透過率が大きいほど,また流れのレイノルズ数が大きいほど低下することを定量的に確認した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 増岡隆士, 野村篤志, 柿本益志, 大庭みゆき: "多孔質透過流と熱伝達"第40回日本伝熱シンポジウム講演論文集. 2. 585-586 (2003)

  • [文献書誌] T.MASUOKA, A.NOMURA, Y.KAKIMOTO, M.OOBA: "Forced Convection around Porous Obstacle"Thermal Science and Engineering. 11・4. 69-70 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi