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2005 年度 実績報告書

連続柔軟媒体の高速搬送時におけるハイブリッド非接触案内技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15560206
研究機関東海大学

研究代表者

押野谷 康雄  東海大学, 工学部, 助教授 (70233533)

キーワード磁気浮上 / 連続体 / 走行 / 搬送 / 非接触
研究概要

1.搬送方向変換部におけるハイブリッド非接触案内システムの実現
前年度までに走行鋼板の曲がり部分の非接触案内路を開発している.また同時に,実用性を考慮するために電磁石の利用を最小限とし、永久磁石を補助的に有効利用するハイブリッドシステムの構築を提案している。これまでに検討した複数個の電磁石による制御効果を考慮しながら,電磁石の設置していない部分に永久磁石を配置した非接触案内路をさらに改良したシステムの構築を行った.永久磁石を使用することによるモデル化への影響も考慮したスライディングモード制御理論などのロバスト制御系を設計し,最終的には,搬送速度の変化に伴う張力変動などのパラメータ変化にも頑強な制御系を構築した.
2.上流で発生した波動・振動を利用した電磁エネルギ回生による下流側の制御
本研究の対象が磁性体であることを利用して,上流側にエネルギ回収用の装置(基本的には電磁石構造)を設置し,下流側における波動・振動制御用電磁石でそのエネルギを利用するシステムを提案した.近年,アクティブ制御においてもエネルギ回生ダンパなどの開発が行われているが,本提案は鉄鋼プロセスのような多大なエネルギ回収源を対象としていることから,この技術の構築は省エネルギプロセスとして大きな発展性を有する.これを実現するためには,電磁場解析によるエネルギ回収機構の詳細な検討が不可欠である.
3.結果の総括
最終年度である本年度は研究成果に対する総括を行った.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 走行する連続鋼板に対する非接触案内(コイル抵抗値変動に対する検討)2006

    • 著者名/発表者名
      小倉浩一郎
    • 雑誌名

      東海大学紀要工学部 Vol.45 No.2(掲載可)

  • [雑誌論文] 電磁石と永久磁石を併用した走行磁性体の非接触案内(ロバスト制御適用時における実験的検討)2005

    • 著者名/発表者名
      小倉浩一郎
    • 雑誌名

      第29回日本応用磁気学会学術講演概要集

      ページ: 196

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 走行磁性体に対する非接触案内(ロバスト制御を用いたコイル抵抗値変動に対する検討)2005

    • 著者名/発表者名
      柏原賢
    • 雑誌名

      日本機械学会第14回交通・物流部門大会講演論文集

      ページ: 71-72

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Noncontact Guide System for Traveling Elastic Steel Plates (Experimental Consideration on the Application of Robust Control)2005

    • 著者名/発表者名
      K.Kashiwabara
    • 雑誌名

      12th International Symposium on Interdisciplinary Electromagnetic, Mechanic & Biomedical Problems

      ページ: 258-259

  • [雑誌論文] 電磁力による走行磁性体の進行方向変更部分に対する非接触案内(ロバスト制御適用における実験的検討)2005

    • 著者名/発表者名
      柏原賢
    • 雑誌名

      第17回「電磁力関連のダイナミックス」シンポジウム講演論文集

      ページ: 79-80

  • [雑誌論文] 電磁石と永久磁石を併用した走行磁性体のロバストな非接触案内制御2005

    • 著者名/発表者名
      熊谷博昭
    • 雑誌名

      日本機械学会関東学生会第45回学生員卒業研究発表講演会講演前刷集

      ページ: 143-144

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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