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2004 年度 実績報告書

BCH符号やLDPC符号の通信路に依存しないユニバーサルな復号法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15560319
研究機関東京工業大学

研究代表者

植松 友彦  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60168656)

研究分担者 金谷 文夫  湘南工科大学, 工学部, 教授 (90277939)
松本 隆太郎  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (10334517)
キーワード通信路符号化 / 多段符号化 / 復合化 / ユニバーサル復号法 / 最小エントロピー復号法 / 加法的通信路 / トレリス
研究概要

本研究では、通信路特性を利用しないで復号が行えるユニバーサル復号器によって、従来から用いられていたBCH符号や最近随所で研究されているLDPC(低密度パリティ検査)符号などを復号したときの復号誤り確率の限界式を求める、ユニバーサル復号器の性能評価を行うと共に、効率的なユニバーサル復号法の開発を目的とし、以下の成果を得た。
1.ユニバーサル復号法の性能解析
多元加法的通信路に対して、与えられた線形符号をユニバーサル復号法の一つである最小エントロピー復号法によって復号した際の誤り率の上界式を明らかし、最小エントロピー復号法の性能解析を行った。
2.計算量の少ないユニバーサル復号法の提案
多元加法的通信路に対して適用可能な多段階符号化法と、最小エントロピー復号法に比べ飛躍的に少ない計算量で実行可能な多段階ユニバーサル復号法を提案した。次に、BCH符号やLDPC符号を用いた多段階符号化法と提案した多段階ユニバーサル復号法を組み合わせたときに得られる復号誤り率の上界式を明らかにした。
3.トレリスを用いたユニバーサル復号法の実装
符号のトレリスを利用することで、多段階ユニバーサル復号法を効率的に実行するアルゴリズムを提案し、シミュレーションによって多段階ユニバーサル復号法の性能評価を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Performance of Multistage Universal Decoder for Given Linear Codes over Additive Noise Channels2004

    • 著者名/発表者名
      T.Uyematsu, F.Kanaya
    • 雑誌名

      Int.Symp.on Inform.Theory and Its Applications

      ページ: 1585-1591

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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