研究課題/領域番号 |
15560321
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
荻原 春生 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30185532)
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研究分担者 |
正本 利行 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (10242455)
兼田 一幸 佐世保工業高等専門学校, 助教授 (60224622)
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キーワード | 時空間符号化 / 連接トレリス符号化変調 / 選択性フェージング / 送信ダイバーシチ / ハードウエア記述言語 / FPGA / 量子化誤差 |
研究概要 |
(1)送信ダイバーシチの研究 Alamoutiにより提案された送信ダイバーシチを選択性フェージングの場合に適用できるよう拡張されたLindskogのシステムを、以下に述べる3種のトレリス符号化変調系と結合したシステムについて研究した。取り上げた符号化変調系は、ビットインタリーブ並列連接トレリス符号化変調、シンボルインタリーブ並列連接トレリス符号化変調、シンボルインタリーブ直列連接トレリス符号化変調である。 Lindskogのシステムは、2本の送信アンテナからの信号を、選択性フェージングによる符号間干渉下で分離・合成できるが、符号間干渉が残留する問題がある。高速伝送を志向するとき、符号間干渉は多数のシンボルに渡ることが想定されるので、このような条件でも現実的な処理量で等化が可能である、軟判定帰還等化について研究した。これは、連接符号の各繰り返し復号時に、送信信号の事後確率を計算し、それから干渉成分の平均値を算出し、受信信号から減算することにより等化を行い、等化された信号を次の繰り返し復号に利用するものである。 計算機シミュレーション系を構成し、ビット誤り率特性を測定した。その結果、単純に、送信信号の事後確率を用いて干渉成分の平均値を求める方法では、良い特性が得られないことがわかった。その原因については究明中であるが、対象療法として、補正値を実験的に求め、それを用いる方法を検討している。 (2)要素符号の復号器のハードウエア化 復号器各部の量子化誤差、ダイナミックレンジの制限の影響をシミュレーションにより調べ、それをもとに論理回路をハードウエア記述言語で設計し、FPGA上で動作を確認した。
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