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2004 年度 実績報告書

岩石のAEおよび電位差計測による繰り返し荷重下の長期強度予測

研究課題

研究課題/領域番号 15560435
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

伊東 孝  豊田工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (50193496)

研究分担者 赤木 知之  琉球大学, 工学部, 教授 (90006685)
キーワード電位差 / 繰り返し載荷 / 長期強度 / AE
研究概要

本研究は、地震予知の分野で用いられてきたVAN法を、坑道や斜面での岩盤構造物の破壊予知へ応用することを考え、岩石力学的見地から電気的特性を調べたものである。
また、岩石の破壊現象において、クリープ破壊と疲労破壊を比較してみると荷重による力積はクリープ破壊の方が大きいにもかかわらず、疲労破壊の方が破壊に至る時間が短いことが、多く報告されている。
そこで、本研究ではクリープ載荷および繰り返し載荷おける岩石内部に発生するAEおよび電位差を計測することによって、電位差の発生とAEの発生の関係を明らかにし、さらに、微小ひずみの進展とAEおよび電位差発生の関係を実験的に調査した。
2年間の研究において以下の点が明らかになった。
(1)AEの計測においては、載荷中の供試体内部における微小亀裂の発生時期を知ることができた。
(2)繰り返し載荷試験においては、載荷時の変形速度が上昇傾向に転じる時点から、発生電位差は増加に転じる傾向が見られる
(3)電位差の発生傾向としては、1サイクル目から徐々に減少していき、ある点から増加に転じた後破壊に至っている。
今後は、破壊予測という観点から、実際の地盤でどのように電位を計測するのが良いのかという点について明らかにする必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 残柱の短期および長期的力学挙動に関する実験的研究2005

    • 著者名/発表者名
      渡嘉敷直彦, アイダン・オメル, 赤木知之, 伊東孝
    • 雑誌名

      土木学会第34回岩盤力学に関するシンポジウム論文集

      ページ: 459-464

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 岩石の変形と電位発生挙動に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      伊東孝, アイダン・オメル, 赤木知之
    • 雑誌名

      土木学会第33回岩盤力学に関するシンポジウム論文集

      ページ: 223-227

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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