| 研究課題/領域番号 |
15560460
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| 研究機関 | 神戸大学(海事科学部) |
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研究代表者 |
小谷 通泰 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (00115817)
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| 研究分担者 |
山田 忠史 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80268317)
斎藤 勝彦 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (70195981)
山中 英生 徳島大学, 工学部, 教授 (20166755)
秋田 直也 神戸大学, 海事科学部, 助手 (80304137)
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| キーワード | 路上荷捌き活動 / 路上駐車施設 / 商業・業務地区 / 需要予測 / 配置計画 / 貨物車 / 都市内物流 |
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| 研究概要 |
都市域における物流活動は、大半をトラック輸送が担っている。しかしながら、荷捌き用駐車施設の絶対量が不足していることから、こうしたトラックは路上駐車による荷捌きを余儀なくされている。この結果、これら荷捌きによる路上駐車車両は交通流の阻害や事故の発生とともに、都市内物流の効率の低下を招いており、重要な都市交通問題として認識されている。そこで本研究は、荷捌き活動が活発に行われている都心の商業・業務地区を対象として、荷捌き用駐車施設の需要量を推計するとともに、それらの配置計画を評価するための手法を開発することを目的としている。
本年度は、まず都心に位置する商業・業務地区を4地区取りあげ、需要推計を行うための基礎調査を実施し、得られた調査結果をもとに、地区内の業種別の床面積から貨物の発生集中量を求め、それらの貨物量から荷捌き用駐車施設の需要量を、建物単位にあるいは地区全体で推計するための手法を提案した。なお基礎調査としては、事業所調査(貨物の発生・集中状況、トラック事業者の来訪回数、事業所属性、等)および荷捌き実態調査(荷捌き車両の駐車時間、荷捌き時間、集配貨物個数、集配個所数、等)を行った。また需要推計では、基本的には、地区内に立地する建物単位に、業種別床面積と「貨物発生集中原単位」、「物流車変換原単位」を乗じて「物流車来訪台数」を推計した。その後に建物単位の来訪台数を地区全体で総計し、それらに「物流車集中ピーク率」、「物流車回転率」を乗じて、地区全体としての「荷捌き用駐車施設の整備需要量」を求めることとした。基礎調査結果からこれらの必要な係数を推定し各係数の安定性について精査するとともに、提案した推計手法を用いて調査対象地区での物流車来訪台数を算出した結果概ね妥当な推計結果が得られることを確認した。
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