研究概要 |
平成16年度は,下記の内容について実施した. (1)国際コンテナ貨物の国内陸上輸送モデルの開発 これまでに開発してきた海上輸送流動モデルに組み入れることを前提とした国内陸上輸送の経路選択モデルを構築するにあたり,市販の道路GISデータと大型車両通行に関する道路情報データをもとに,大型車両通行に関するボトルネック箇所等を考慮できるような全国道路輸送ネットワークを構築した.また,経路選択モデル構築の前提として,国際海上コンテナ用セミトレーラ連結車の走行経路や高速道路利用などの実態についてほとんど明らかとなっていないため,国際海上コンテナ用セミトレーラ連結車に対象を絞り,複数の港湾地域や,首都圏全域の背後圏を対象とした交通量調査を実施し,地域・距離帯ごとなどに,時間帯別交通量や高速利用率について比較考察を行った. (2)国際海上コンテナ貨物流動予測モデルの改良 昨年度構築したプロトタイプモデルをもとに,コンテナターミナルにおける固定費用の考慮や対象年次の更新などを行い,再現性および論理性の向上を行った.
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