• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

GISを用いた保健・医療・福祉施設の地域的整備パターンの類型化と整備理念の検証

研究課題

研究課題/領域番号 15560523
研究機関東北大学

研究代表者

菅野 實  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10005366)

研究分担者 坂口 大洋  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70282118)
キーワード小規模自治体 / GIS / 保健・医療・福祉連携 / 施設間連携 / 地域的整備手法 / 集約的整備 / 整備理念
研究概要

近年高齢者サービスの供給主体となった市町村において、これまで別々に体系づけられてきた保健、医療、福祉を連携して一元的、効果的な地域サービスを提供する拠点としての施設整備が急速に進められている。本研究は、従来、整備されることの少なかった小規模自治体における高齢者関連施設の整備特性について、前年度は、施設間距離を指標とする地域的な整備類型として地理情報システムGISの援用により統計的に明らかにした。引きつづいて今年度は、その中から関連する施設群を1か所に近接・併設させる集約的整備の型が近年の地域的整備手法の特徴的な型であることに注目してその施設間連携について事例的に明らかにしようとしたものである。以下に得られた結果を要約する。
1.3分野施設の集約型に注目して整備過程等を詳細に調べ、集約化要因について定性的に検討している。各事例とも、保健・医療・福祉を連携して住民の健康と福祉の向上を図ろうとする明確な計画目標をもって集約化によりその実現を図ろうとしていること、既存の病院の移転新築や病院隣地の確保あるいは新設など病院整備が集約化実現の焦点になっていること、などの知見を見出している。
2.集約型において人、もの、情報による比較的活発な連携が認められるものの、それが施設内サービスに限定された連携に止まり広く地域への包括的サービスの提供に結びついた連携にまで到達していない問題を施設職員の意識調査から明らかにした上で、集約化が連携の仕組み構築を促す効果的な契機になり得る可能性について述べている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 小規模自治体における高齢者保健・医療・福祉施設の地域的整備類型2004

    • 著者名/発表者名
      南潤哲
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1

      ページ: 211-212

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 小規模自治体における高齢者保健・医療・福祉施設の地域的整備に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      菅野實
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 584

      ページ: 7-12

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi