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2005 年度 実績報告書

公共空間の利活用による都市景観形成と都市活性化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15560525
研究機関千葉大学

研究代表者

北原 理雄  千葉大学, 工学部, 教授 (60115558)

研究分担者 宮脇 勝  千葉大学, 工学部, 助教授 (30280845)
郭 東潤  千葉大学, 工学部, 助手 (10375610)
キーワード公共空間利用 / 道路利用 / 都市景観形成 / 都市デザイン / 賑わいづくり / 都市活性化
研究概要

魅力的な都市には人々の生き生きとした活動がある。物的空間だけで魅力ある都市景観を形成することは困難であり、活気あるアクティビティが存在して初めて都市は輝きを増し、都市活性化にも資する成果を生むことができる。街路、広場などの公共空間は、都市におけるアクティビティの主要舞台である。従って、都市景観形成に当たっては、公共空間の物的改善に加えて、その利活用を適切にコントロールする手法の確立が必要不可欠である。
本年度は、上記のような問題意識に基づき、次の手順で公共空間利活用の実態及び制度の調査・分析を行った。
(1)千葉市中心市街地に位置する中央公園及び中央公園プロムナード歩道において、昨年度に引き続き、オープンカフェとパラソルギャラリーの実験を行い、現行制度下における公共空間利用の可能性と課題を検証するとともに、公共空間の利活用が生み出す賑わいの実態と都市活性化に対する効果を調査・分析した。
(2)ニューヨーク市(米国)において、オープンカフェ(Sidewalk Cafe)関連の条例とデザインコードを収集し、さらにフィールド調査を行い、公共空間利用コントロールの運用実態を分析・検討した。
(3)ソウル市(韓国)において、清渓川復元事業のプロセスと波及効果を調査し、河川を含んだ公共空間の利用可能性を検討した。
(4)ヨーテボリ(スウェーデン)で開催された国際会議Urban Life 2005において、千葉市中心市街地で行ってきた実験の関連プロジェクトの成果を発表し、各国の研究者及びプランナーと研究討議を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 街路空間を利用した景観形成と市民参加の可能性に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      中田晴子, 郭東潤, 北原理雄
    • 雑誌名

      日本建築学会関東支部研究報告集II 76

      ページ: 249-252

  • [雑誌論文] ビデオ使用によるアクティビティ分析-千葉市パラソルギャラリーにおけるにぎわい調査-2006

    • 著者名/発表者名
      奥平純子, 郭東順, 北原理雄, 他
    • 雑誌名

      日本建築学会関東支部研究報告集II 76

      ページ: 281-284

  • [雑誌論文] A study on the townscape education needed for promoting a sustainable community design2005

    • 著者名/発表者名
      Kwak, D., Kitahara, T.
    • 雑誌名

      Proceedings : Life in the Urban Landscape, Gothenburg, Sweden

      ページ: 225

  • [雑誌論文] 東京都心における屋台群の運営・管理に関する研究2005

    • 著者名/発表者名
      木村陽一, 北原理雄
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集・都市計画

      ページ: 403-404

  • [図書] 生活の場としての都市(間宮陽介編)(岩波講座 都市の再生を考える)2005

    • 著者名/発表者名
      北原理雄
    • 総ページ数
      219(7-36)
    • 出版者
      岩波書店(都市の個性と市民生活所収)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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