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2005 年度 実績報告書

建築とランドスケープの空間構成の評価と計画手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15560526
研究機関千葉大学

研究代表者

栗生 明  千葉大学, 工学部, 教授 (30134480)

研究分担者 積田 洋  東京電機大学, 工学部, 教授 (60120119)
キーワード建築 / ランドスケープ / 空間構成 / 計画手法 / 評価 / SD法 / 指摘法実験 / マトリックス分析
研究概要

本研究は建築とランドスケープの関係に着目し、建築とランドスケープの関係を意識して設計された建物で人間が実際に感じるであろう空間を実際の空間で調査・実験を行い、建築とランドスケープの空間構成を空間意識とその具体的な作られ方の関係とを構造的に明らかにしようとするものである。実績の概要として、
1)<心理量><指摘量><物理量>の相互関係を明らかにするため、シークエンシャルな「単相関分析」を行った。さらに最小二乗法により回帰式を求、回帰直線を示し、高い相関を示したものに関しては単相関図を作成した。
2)指摘されたエレメントについて、空間の多様性や統一性などを定量的に捉え、数量化し、それを図表として表現した。
3)地区分の<心理量><指摘量><物理量>について、それぞれクラスター分析により類型化し、各々の関係をマトリックスとして表記することにより(相関マトリックス分析)、「ランドスケープにおける建築空間のあり方」の空間を心理的・物理的両面からのその特性をとらえ、「ランドスケープにおける建築空間のあり方」の持つ空間構成の構造をゲシュタルト心理学でいう「図」と「地」の関係から明らかにした。
4)実際の空間からの評価と相関関係から、「ランドスケープにおける建築空間のあり方」の総合的な評価を定性的・定量的に明らかにした。また、実際に設計した建築の評価を行った。
(5)「ランドスケープにおける建築空間のあり方」の設計・計画のための具体的で、詳細でかつ有益な指針・手法を示した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] テーマ名:断面想起法による空間認知と空間意識の相関分析 ランドスケープ-アーキテクチャの断面構成に関する研究(その2)2006

    • 著者名/発表者名
      鈴木弘樹, 積田 洋, 栗生 明
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論 NO.601

      ページ: 95-101

  • [雑誌論文] 開口風景の構成要素と代表心理的評価の相関分析 内部から見た建築とランドスケープに関する研究 その52005

    • 著者名/発表者名
      小林聡浩, 栗生明, 積田洋, 鈴木弘樹, ウジョンソク, 田中朋久, プロダンスラズ
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1分冊

      ページ: 1101-1102

  • [雑誌論文] 心理的評価による開口景の構成要素の類型化分析 内部から見た建築とランドスケープに関する研究 その62005

    • 著者名/発表者名
      鈴木弘樹, 栗生明, 積田洋, 小林聡浩, ウジョンソク, 田中朋久, プロダンスラズ
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1分冊

      ページ: 1103-1104

  • [雑誌論文] ランドスケープ-アーキテクチャーの空間構成の分析 断面指摘法による空間構成の研究 その12005

    • 著者名/発表者名
      禹宗錫, 小林聡浩, 栗生明, 積田洋, 鈴木弘樹, 田中朋久, スラズプロダン, 井村理恵
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1分冊

      ページ: 1193-1194

  • [雑誌論文] ランドスケープ-アーキテクチャーにおける視線方向と空間構成の分析断面指摘法による空間構成の研究 その22005

    • 著者名/発表者名
      田中朋久, 栗生明, 積田洋, 鈴木弘樹, ウジョンソク, 小林聡浩, プロダンスラズ, 井村理恵
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1分冊

      ページ: 1195-1196

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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