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2004 年度 実績報告書

分解・再築容易な構法特性と市場成立条件を併有する鋼構造建築リユースシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15560541
研究機関東京都立大学

研究代表者

角田 誠  東京都立大学, 工学研究科, 助教授 (10180035)

研究分担者 名取 発  東京理科大学, 工学部第一部, 助手 (90328576)
見波 進  東京都立大学, 工学研究科, 助手 (00219693)
キーワード鋼構造建築 / リユース / 分解容易性 / 再建築 / 移設 / 市場流通
研究概要

各種建材のリユースシステムの市場が形成されている米国の事例を調査するため、住宅部品等のリユースを行っている「TRP (The Reuse People)」及び北米のリユース関連団体「UBMA (The Used Building Materials Association of North America)」に対しヒアリング調査を行った(2004年11月1日〜7日)。TRPは住宅の解体から販売を手がけることでコストメリット出しており、さらにリユース材の提供者に対する税制優遇策によってリサイクルシステムが成立していることが把握できた。UBMAでは、全米の現状についてヒアリングを行い、現在の建築系廃棄物のリユースの現状や、関連する各種の制度等を把握することができた。
米国における現状調査に加え、日本における建築以外の産業で現在行われている各種製品のリユースの現状調査を行った。具体的には、自動車・パソコン、複写機・瓶・レンズ付きフィルムの各産業の調査を行い、製品・部品・材料等の循環パターン、及びコスト・性能面等での成立条件の分析を行った。さらに、鉄骨ファブリケーターと建物解体業者に対するヒアリング調査によって、鋼構造建築におけるリユースの成立条件を抽出した。以上の分析結果から、鋼構造建築のリユースシステムのモデルの提案と問題点の提示を行った。
また、建築構成部材の再度の利用を前提として移設が行われた建築物の設計内容に関して実態調査を行った。移設を想定した際の各部位における設計内容を明らかにし、移設プロセスにおける具体的な解体方法、保管・補修方法、再建築方法の把握から、部材リユースを実現するための有効な手法、問題点を導き出した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] システム建築に着目した分解・再使用可能な建築構法の検討 鋼構造建築リユースシステムの構築に関する研究 その12004

    • 著者名/発表者名
      名取 発, 角田 誠
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1

      ページ: 731-732

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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