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2005 年度 実績報告書

ル・コルビュジェの建築理論にみるウィトルウィウス的原理への遡及

研究課題

研究課題/領域番号 15560557
研究機関福井大学

研究代表者

白井 秀和  福井大学, 工学部・建築建設工学科, 教授 (40206272)

研究分担者 村田 一也  石川工業高等専門学校, 建築学科, 講師 (90360859)
キーワードル・コルビュジエ / ウィトルウィウス / カトルメール・ド・カンシー / ヴォジャンスキー / プロポーション / フランソワ・ブロンデル / 建築アカデミー / こるエウリュトミア
研究概要

本年度は、国内外での資料・史料収集に重点が置かれると同時に、論文執筆への方向性が打ち出された。
まず、白井は、国内での文献等の収集及び研究者との情報交換に、多くの時間を割き、前年に引き続いて、古書等の直接の購入も行った。とりわけ、17世紀の建築家フランソワ・ブロンデル(1618-1686)の貴重な著作である「建築講義」の復刻版の入手は、有意義であった。また、プロポーションをめぐるフランスの新刊書なども入手し、コルビュジエの建築理論に大きな影響を与えた、ウィトルウィウス的原理の近代フランス造形論の解明に進展が見られた。
次に、村田は、本年度、海外に足を運び、パリにあるル・コルビュジエ財団で、直接、多くの貴重な文献を取得し、ル・コルビュジエをめぐる研究資料、あるいはル・コルビュジエ自身や周囲の人々の手になる資料・史料から、ウィトルウィウス的原理の痕跡を、丁寧に検索しようと試みた。
以下に、最終的な報告書の内容のについて、その概要を示したい。
序 ル・コルビュジエの中のウィトルウィウス的世界
第一章 ル・コルビュジエの先達たちと著作「建築へ」におけるその痕跡
第二章 建築におけるプロポーション理論の、フランス-イタリア的起源とル・コルビュジエ
第三章 ウィトルウィウス的原理/アンチ・ボザール/ル・コルビュジエ的世界
第四章 ル・コルビュジエとウィトルウィウスにみられる原理志向性の問題
結 ウィトルウィウスからル・コルビュジエまで

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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