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2004 年度 実績報告書

造船におけるバーチャルファクトリーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15560697
研究機関近畿大学

研究代表者

奥本 泰久  近畿大学, 工学部, 教授 (50247962)

キーワードバーチャルファクトリー / ディジタルファクトリー / スケジューリング / ICタグ / RFID / バーチャルヒューマン
研究概要

本年度は、昨年度に引き続き、バーチャルファクトリーの基礎的な研究を行った。
1.RFIDの調査研究
近年物流分野で著しい発展・普及を続けているRFID(ICタグ)を造船分野へ適用すべく,調査・研究を行った。
対象として部品数の多い配管類の部品管理に適用することとし,金属対応のRFIDのキットを購入し,ICタグの取り付け方,RFIDの耐久強度(強度実験を実施),通信範囲,などの調査を実施した。また,造船所と共同して,現場でのデータの送受信の方式,必要なデータ構成,ICタグの保護などについて調査を行った。これらの結果は速報として日本機械学会中四国支部で発表したほか,日本船舶海洋工学会H17年春季講演会でも発表の予定である。
2.スケジューリングシステム
船舶の建造計画でキーとなるのは船殻ブロック組立のスケジューリングである。今年度は内業工場での工程計画に動的スケジューリングの手法を応用し,故障やイレギュラーな事態が生じた際の対処法について研究した。また,組立定盤での有効なブロック配置についてシミュレーティッドアニーリング手法を使ったプログラムを開発した。内業工場から出棟後の艤装・塗装工程については,汎用シミュレーションソフトを使って,最適な場所計画を検討し,工程短縮のアイデアを提案した。来年度も引き続きこれらの知能化を計る。
3.研究発表
前年度研究した成果を,日本造船学会など各種の論文誌に投稿した。一覧を次ページに示す。また,今年度実施した研究成果は現在,国内外で発表するよう準備中である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 部品組立てにおけるICタグの応用に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      藤原英晃 他
    • 雑誌名

      日本機械学会中国四国学生会講演会 講演論文 35

      ページ: 215-215

  • [雑誌論文] 組立工程に於ける動的スケジューリングの研究2004

    • 著者名/発表者名
      奥本泰久 他
    • 雑誌名

      日本機械学会中国四国支部講演会 講演論文集 No.055-1

      ページ: 115-116

  • [雑誌論文] 造船におけるディジタル生産システムの研究, 第1報2004

    • 著者名/発表者名
      奥本泰久 他
    • 雑誌名

      日本造船学会論文集 195号

      ページ: 95-101

  • [雑誌論文] バーチャルヒューマンモデルによる作業性、安全性の研究(第7報)2004

    • 著者名/発表者名
      奥本泰久 他
    • 雑誌名

      日本造船学会論文集 195号

      ページ: 103-109

  • [雑誌論文] タブー探索法による建造工程の最適化2004

    • 著者名/発表者名
      奥本泰久 他
    • 雑誌名

      日本造船学会論文集 194号

      ページ: 219-225

  • [雑誌論文] ファジースケジューリングの管加工・組立への応用2004

    • 著者名/発表者名
      奥本泰久 他
    • 雑誌名

      日本造船学会論文集 194号

      ページ: 227-232

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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