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2003 年度 実績報告書

コショウ属の多様性と進化―化学成分に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 15570088
研究機関摂南大学

研究代表者

邑田 裕子  摂南大学, 薬学部, 助手 (20167620)

研究分担者 邑田 仁  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90134452)
田中 稔幸  岐阜県保健環境研究所, 研究員
稲冨 由香  摂南大学, 薬学部, 助手 (00258089)
キーワード国際研究者交流 / アメリカ合衆国 / コショウ属 / 系統解析 / 化学成分分析 / 標本調査
研究概要

1、標本調査:平成15年8月にアメリカ合衆国カリフォルニア州のカリフォルニア アカデミー オブ サイエンスとカリフォルニア大学バークレー校のハーバリウムにてコショウ属を中心としたコショウ科の標本調査を行った。多数の標本を効率よく調査し、記録するために今回はデジタルカメラによる撮影とパソコンによる処理を行った。両ハーバリウムには中南米を中心とする多数のコショウ科の標本が収蔵されていたので、それらを用いて現在まで収集しているコショウ属の標本、化学成分の研究用などの植物資料の同定を行いたいと考えている。東京大学大学院理学系研究科のハーバリウムでも同様の調査を開始している。
2、資料収集:摂南大学薬学部附属薬用植物園、東京大学大学院理学系研究科附属植物園で栽培しているコショウ属植物を実験材料として採集した。また北里大学薬学部附属薬用植物園、高知県立牧野植物園、ボゴール植物園で栽培しているコショウ属植物を成分抽出用、DNA抽出用の資料として、さらに栽培用に分譲して頂いた。また牧野植物園が外国から収集してきたコショウ属の植物資料の分譲を受けて化学成分研究用の資料として用いる。
3、系統解析:現在までに入手した資料からDNAの抽出、塩基配列の解析を開始している。
4、化学成分分析:摂南大学薬学部と岐阜県保健環境研究所において、中国云南省南部産のPiper flaviflorumとアマゾン川流域産のPiper carosumの抽出・分析を開始している。小笠原に固有のタイヨウフウトウカズラについては予備的な実験に続いて、成分の構造解析を行っている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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