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2003 年度 実績報告書

哺乳類生殖細胞に特異的に発現する新規遺伝子spergen-3のプロファイル解析

研究課題

研究課題/領域番号 15570179
研究機関九州大学

研究代表者

飯田 弘  九州大学, 農学研究院, 助教授 (70150399)

キーワード精子形成 / 精子細胞 / spergen / 核タンパク質 / DNA結合タンパク質 / アンキリンリピート
研究概要

本研究は、哺乳類精子形成に関わると推足されるspergen-3分子に関して、そのプロファイル解析を行なうことを目的とする。spergen-3は1.9kbの遺伝子で、精巣には生後3週目から発現する。分子量56kDa,500アミノ酸残基をコードし、そのN末側にはタンデムに5個並んだアンキリンリピートモチーフを持つ。spergen-3は、研究上spergen-2としてジーンバンクに登録したので、以後spergen-2と記載する。spergen-2に対する抗ペプチド抗体を作製し、免疫組織化学的解析を行なった所、この分子は、パキテン期後期の精母細胞と精子細胞(step1〜11)の核に局在することが判明した。またイムノブロット法を用いた解析においても、生殖細胞の核分画に存在することが明らかとなった。DNA染色法を用いて詳細な観察を行なった結果、spergen-2は核内のインタークロマチン空間に濃縮していることがわかった。これらの結果は、spergen-2が転写やmRNAのプロセシングに関わっている可能性を示している。現在、spergen-2とDNAの結合実験を行なっている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tani M, Iida H, Ito M.: "O-Glycosylation of Mucin-like Domain Retains the Neutral Ceramidase on the Plasma Membranes as a Type II Integral Membrane Protein"J.Biol.Chem.. 278・12. 10523-10530 (2003)

  • [文献書誌] Iida H, et al.: "Bisphenol A-induced apoptosis of cultured rat Sertoli cells"Reprod.Toxicol.. 17. 457-464 (2003)

  • [文献書誌] Iida et al.: "Complementary DNA Cloning and Characterization of Rat spergen-2"Biol.Reprod.. 69. 421-429 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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