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2005 年度 実績報告書

ホヤ胚神経管形成過程の細胞運動をコントロールする分子メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 15570182
研究機関甲南大学

研究代表者

西方 敬人  甲南大学, 理工学部, 助教授 (80212116)

キーワードホヤ / 神経管形成 / カドヘリン / 細胞移動 / 細胞接着 / CiCadII遺伝子 / CiNut遺伝子 / 神経索
研究概要

神経管は脊椎動物を特徴づける器官であり、高度な中枢神経系を構成するだけでなく、中軸構造としても重要である。これまでに見つかった神経管特異的CiNut1遺伝子の他にCiCadII遺伝子およびCiNut2遺伝子について、神経管の形態形成運動における重要性に対する示唆を得る目的で、これらの発現解析を行った。
1,CiCadII遺伝子の機能解析
神経管形成過程で細胞接着が重要であり、脊椎動物等における神経管形成過程でカドヘリン遺伝子の重要性が明らかなことから、神経管で発現するカドヘリン遺伝子を探した。その結果から、CiCadII遺伝子が神経管特異的にzygoticな発現を示すことを明らかにした。CiCadII遺伝子はクラシカルタイプIIのカドヘリンをコードする。この遺伝子の機能解析を行うことで、神経管形成分子メカニズムに対する理解が深まるものと期待される。
2,CiNut2遺伝子の発現解析
昨年度、CiNut1遺伝子パラログであるCiNut2遺伝子がみつかったことから、CiNut1遺伝子との関連を明らかにし、CiNut2遺伝子の機能を予測する目的で、CiNut2遺伝子の時間的・空間的発現パターンをCiNut1遺伝子のそれと詳細に比較した。in situハイブリダイゼーションおよびRT-PCRによる解析でCiNut2遺伝子は、のう胚期以降、CiNut1遺伝子と同様に神経索および脳で発現し、CiNut1遺伝子同様、神経管形成過程で重要な働きをしていると考えられる。しかし、リアルタイムPCRを用いて定量したところ、その発現量はCiNut1遺伝子の1/1000程度しかないこともわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Nucleic acid with guanidinum modification exhibits efficient cellular uptake.2005

    • 著者名/発表者名
      Ohmichi, T.
    • 雑誌名

      Angew.Chem.Int.Ed.Engl. 44

      ページ: 6682-6685

  • [図書] 超実践バイオ実験イラストレイテッド レッスン1 キットも活用遺伝子実験(細胞工学 別冊)2005

    • 著者名/発表者名
      西方敬人
    • 総ページ数
      188
    • 出版者
      秀潤社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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