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2003 年度 実績報告書

ヒト骨盤の3次元形態のバイオメカニクス

研究課題

研究課題/領域番号 15570197
研究機関獨協医科大学

研究代表者

高橋 秀雄  獨協医科大学, 医学部, 講師 (80201599)

キーワード骨盤 / 3次元形態 / バイオメカニクス / 骨格 / 計測 / モデル
研究概要

1.骨盤の骨標本の晒しの完成および補充
日本国内では、現代人骨格の女性骨盤の数は非常に少ないので、性差の分析には不都合であった。これを補うために本研究では、男女ほぼ同数の骨標本を収集し、それらの晒骨をほぼ完成させた。これによって、従来より信頼の置ける様々な性差の分析を行うことができる。
2.線計測法の適用
これらの補充した標本に対してノギスを用いた線計測を行い、以前のデータと統合して、概形の把握につとめた。性差分析およびアロメトリーの統計処理は、過去の文献データと併せて現在分析が進行中である。
3.3次元計測法の開発
再構成した骨盤の標点にに対して、3次元座標計測装置を用いた計測を行い、3次元座標データを取得した。これらのデータをパソコン上で数値的な再構築を行い、3次元的な特性値の算出を試みた。
4.分離骨からの再構成法の検討
上述した方法は、計測に非常な熟練を必要とするので、前もって骨盤の再構成せずに、分離骨から座標データを得たのちに、これらのデータを統合して、3次元的に再構成する手法の検討を行った。この方法が可能になれば、他機関に所蔵されている骨盤の3D計測も比較的容易になるはずである。
5.3次元有限要素プログラムの選定
CTデータや3次元座標データを形状入力データして、ソリッドモデルを作成するプログラムは多数あるが、それらの多くは、高価でマシン要求スペックも厳しいのが現状である。それらの中から、Means 5,JL analyzer, NE/Nastran, Femleegの4つに絞り込み、最終的には、国産のFemleegを選定した。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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