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2004 年度 実績報告書

閉じこもり独居高齢者の生体リズムの生理的多型性と生活の質の改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15570201
研究機関秋田大学

研究代表者

石川 隆志  秋田大学, 医学部, 助教授 (20241680)

研究分担者 湯浅 孝男  秋田大学, 医学部, 教授 (90241679)
本橋 豊  秋田大学, 医学部, 教授 (10174351)
樋口 重和  秋田大学, 医学部, 助手 (00292376)
キーワード閉じこもり / 独居高齢者 / 生体リズム / 生理的多型性 / 生活の質
研究概要

平成15年度に実施した独居高齢者および非独居高齢者を対象とした生体リズムおよび心身機能の測定および評価結果から、生体リズム異常の出現頻度と行動量について独居と非独居間では独居高齢者で生体リズム異常の出現頻度が高く行動量は少ないこと、閉じこもりと非閉じこもり間では閉じこもり高齢者で生体リズム異常の出現頻度が高く行動量が少ないことが明らかになった。さらに簡易生活リズム質問票を用いた生活リズム同調と面接調査による聞き取りより、非閉じこもり高齢者に比較して閉じこもり高齢者の同調得点が低く、特に社会との関わりが乏しいことが明らかになった。また、独居高齢者は非独居高齢者に比較して、同調得点が低かった。これらの結果を受けて平成16年度は生体リズム異常のより詳細な分析を行い、タイプ分類と生活の質との関連について検討した。生体リズム異常は閉じこもり、非閉じこもりとも昼夜境界消失型、行動量減少型が多く、前期高齢者に比較して加齢に伴う行動量の減少と生体リズム異常が増加すると考えられた。生活の質に関しては、生活の満足度では閉じこもり、非閉じこもり間、独居、非独居間とも満足度に差は認められず、生活維持活動以外の趣味活動については、閉じこもりと非閉じこもりで質的な違いがあることが示唆された。今後は必要な追加データの集積と研究結果の分析、生体リズム異常による生活の質低下に対する改善方法に関する検討を行い、研究成果公表のための準備を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 閉じこもりではない非独居高齢者の生活実態-閉じこもりがちな独居高齢者と比較して-2004

    • 著者名/発表者名
      石川隆志
    • 雑誌名

      第38回日本作業療法学会誌 23・特別

      ページ: 557

  • [雑誌論文] 在宅高齢者の行動量と行動量リズム-閉じこもりの有無と独居, 非独居という観点から2004

    • 著者名/発表者名
      石川隆志
    • 雑誌名

      第63回日本公衆衛生学会総会抄録集 51・10特別

      ページ: 700

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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