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2004 年度 実績報告書

イネの葉鞘および稈におけるデンプン代謝の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15580016
研究機関独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構

研究代表者

廣瀬 竜郎  独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構, 中央農業総合研究センター・北陸地域基盤研究部, 主任研究官 (90355579)

キーワードイネ / 葉鞘 / 稈 / デンプン / 分子生物学 / 代謝
研究概要

昨年度に引き続いて、イネの葉鞘および稈におけるデンプンの蓄積ならびに分解の分子機構を解明するため、イネ(品種:日本晴)の葉鞘を用いて以下のような研究を行った。
1.デンプン合成関連酵素(スクロースシンターゼ、ADPグルコースピロホスホリラーゼ、デンプン合成酵素、ブランチングエンザイム)の酵素活性はいずれも葉鞘におけるデンプン蓄積が活発な出穂前10日〜出穂日頃に特に高いことが明らかになった。
2.上記4種類の酵素をコードする合計26種類の遺伝子発現を網羅的かつ定量的に調べたところ、スクロースシンターゼではRSus1およびRSus2、ADPグルコースピロホスホリラーゼではAGPL1およびAGPS1、デンプン合成酵素ではSSI、SSII-2、SSIII-1およびGBSSII、ブランチングエンザイムではBEIIaの各遺伝子が主に発現していることが明らかになった。
3.葉鞘のデンプン合成期に強く発現する上記の遺伝子の多くは、胚乳のデンプン合成期に主に発現しているものとは異なっており、葉鞘と胚乳とでは同じ酵素でも異なる遺伝子が分業して働いていることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A comprehensive expression analysis of the starch synthase gene family in rice (Oryza sataiva L.)2004

    • 著者名/発表者名
      Tatsuro Hirose, Tomio Terao
    • 雑誌名

      Planta 220・1

      ページ: 9-16

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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