• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

近代庭園の空間的特質にみられる煎茶的要素に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15580028
研究機関京都造形芸術大学

研究代表者

尼崎 博正  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (50141502)

研究分担者 矢ヶ崎 善太郎  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (90314301)
仲 隆裕  京都造形芸術大学, 芸術学部, 助教授 (20237192)
小川 後楽  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (50351359)
キーワード近代庭園 / 煎茶文化 / 東山大茶会 / 煎茶図録 / 煎茶会
研究概要

(1)東山大茶会の会場となった庭園について、関連史料から所在地と遺構の現存状況を把握するとともに、その空間的特質を逐一写真で記録した。そのうち、松風邸・清水寺境内・青蓮院・無隣庵の4件については資料収集と分析および聞き取りによる詳細な調査を実施した。さらに既存の図面と現状との比較検討をもとに、東山大茶会当時の利用方法についてそれぞれ実地踏査を行い、茶会の復元的考察を行った。
また新たに発見された「東山大茶会記」についても複写および翻刻をするとともにデータベース化を行った。存在が確認されていた「洛陶会茶会記」と比較考察を試みることによって、東山大茶会の実態を知り得る可能性が高まった。
(2)幕末から昭和初期にかけて、全国で行われた煎茶会の実態を知るための史料として各種煎茶図録、茶書の所在確認および収集あるいは複写を行った。所在が確認された約98種類の煎茶図録、茶書のうち、本年度は18種を収集、37種について複写を行った。また、その他煎茶文化に関する刊行物及び資料を収集した。
煎茶図録の存在等から判断して、煎茶文化が比較的深く浸透していたと考えられる地域について、近代庭園の空間的特徴を把握するため、いくつかの地域を定めて実地調査を行い、資料収集及び写真撮影を行った。本年度は京都に残る植治(小川治兵衛)の作庭になる近代庭園のほか、神奈川県、愛知県、長野県、広島県の庭園について調査を実施し、その結果をもとに研究会において考察した。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi