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2003 年度 実績報告書

トマトモザイクウイルスの移行蛋白質による宿主遺伝子発現調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15580031
研究機関東京農工大学

研究代表者

松下 保彦  東京農工大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (40291348)

キーワード植物ウイルス / 移行蛋白質 / 宿主因子 / 転写コアクティベーター / 分子生物学 / 形質転換植物 / ウイルス抵抗性
研究概要

植物ウイルスの移行蛋白質(MP)が宿主遺伝子の発現を制御する可能性があるかどうかを調べるために、トマトモザイクウイルス(ToMV)のMPに結合する推定上の転写活性化共因子(タバコ由来のMultiprotein bridging factor 1ホモログ[NtMBF1])を利用した解析系の構築を試みた。今年度は、(1)レポーターとして、エチレン応答性配列(ERE)をプロモーター領域にもち、大腸菌由来のβグルクロニダーゼ(GUS)を発現するラプラスミド、(2)第1のエフェクターとして、エチレン応答性配列を認識するタバコ由来の転写活性化因子(NtERF2)をカリフフワーモザイクウイルス(CaMV) 35Sプロモーターにより発現する転写活性化因子発現用プラスミド、(3)第2のエフェクターとして、タバコ由来NtMBF1をCaMV 35Sプロモーターにより発現する転写活性化共因子発現用プラスミド、(4)第3のエフェクターとして、ToMV MPをCaMV 35Sプロモーターにより発現するMP発現用プラスミド、(5)インターナルコントロールとして緑色蛍光蛋白質(GFP)をCaMV 35Sプロモーターにより発現するプラスミド、(6)レポーターの定常的発現のコントロールとして、CaMV 35SプロモーターによりGUSを発現するプラスミドを準備し、各種プラスミドを、タバコ培養細胞由来のプロトプラストに導入し、GUS及びインターナルコントロールのGFPの発現を解析した。現在までに、GUS及びGFP発現についての解析系を構築できたと考えられる。今後は、(1)〜(6)のプラスミドを種々の組み合わせで用い、MPが宿主遺伝子の発現を制御する可能性があるかどうかを調べていく予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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