研究課題
今年度は、昨年度に引き続いてベクターとしてのレパートリーを広げるため、現在保有している株以外の新しい宿主とファージの分離を行った。その後、この海洋性ラン藻ファージの安定性の測定と保存方法の検討を行った。具体的には、今回分離したラン藻ファージ(S-KM2)を用いて凍結乾燥やグリセリン凍結保存(グリセリン濃度や保存温度を変えて)を行った後、溶菌力を宿主菌synechococcus sp. (strain KFM002)を用いてTiter測定(力価測定)した。その結果、もっとも安定した方法で保存する条件を明らかにした。また、この株間の溶原化の確証を得るためPCR法によって、ファージと宿主の遺伝子の結合部分の特定を行う実験を行った。
すべて 2004
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Fisheries Science 70
ページ: 1043-1050