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2005 年度 実績報告書

ラン藻ファージのベクターとしての応用性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15580168
研究機関三重大学

研究代表者

前田 広人  三重大学, 生物資源学部, 教授 (80238873)

キーワードラン藻 / ピコプランクトン / ファージ / 遺伝子導入 / 安定性 / 溶原性 / 宿主特異性 / ベクター
研究概要

今年度は、昨年度に引き続いてベクターとしてのレパートリーを広げるため、現在保有している株以外の新しい宿主とファージの分離を行った。
具体的には、沖縄黒島海域などラン藻ピコプランクトンが豊富に存在するところからファージの分離を試みた。
その結果、沖縄黒島の表層海水中には宿主としてのラン藻ピコプランクトンが10000cell/ml以上現存しており、そのほとんどがSynechococcusに分類されることを16S-RNA遺伝子の系統解析から明らかにした。またそれに感染するウイルス群を分離した。また、沖縄黒島に特有の井戸海水についても同様のスクリーニングをおこなったところ、井戸海水にはラン藻ピコプランクトンもそのういるすも現存しないことがわかり、生態学的に興味ある事実を突き止めた。
また、これまでに保有している株間の溶原化の確証を得るためPCR法によって、ファージと宿主の遺伝子の接合部分の特定を行う実験を実施中である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Growth, stress tolerance and non-specific immune response of Japanese flounder Paralichthys olivaceus to probiotics in a closed recirculating system.2006

    • 著者名/発表者名
      Taoka Y., H.Maeda*, J.Jo, M.Jeon, S.Bai, W.Lee, K.Yuge, S.Koshio
    • 雑誌名

      Fisheries Science 72

      ページ: 309-320

  • [雑誌論文] Sedimentary organic matter and acid volatile sulfide as environmental quality indicators of Kagoshima Bay.2006

    • 著者名/発表者名
      Dung N., H.Maeda*, Y.Taoka, M.Hidaka, T.Yoshikawa, T.Sakata
    • 雑誌名

      Journal of Sedimentological Society of Japan, 63(In press)

  • [雑誌論文] 水産増養殖における新規プロバイオティクス候補菌のスクリーニング2006

    • 著者名/発表者名
      塩崎靖志, 前田広人*, 田岡洋介, 越塩俊介, 坂田泰造
    • 雑誌名

      防菌防黴学会誌 35(印刷中)

  • [雑誌論文] 円柱型培養装置で培養したKarenia mikimotoiの殺藻過程における殺藻細菌の動態.2006

    • 著者名/発表者名
      岩田友三, 菅原庸, 前田広人*, 木村俊夫, 則武健太郎, 河和寛恵
    • 雑誌名

      水産増殖 54(印刷中)

  • [図書] 海の環境微生物学(共著)2005

    • 著者名/発表者名
      前田広人
    • 総ページ数
      239
    • 出版者
      恒星社厚生閣(東京)
  • [産業財産権] 井戸海水の取水法2005

    • 発明者名
      今田 克, 前田 広人
    • 権利者名
      綜クリエイト, 三重大学
    • 産業財産権番号
      特願2005247468
    • 出願年月日
      2005-08-29

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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