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2005 年度 実績報告書

農学思想の歴史的展開過程と今後の方向に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15580194
研究機関福井県立大学

研究代表者

祖田 修  福井県立大学, 学長 (40081111)

キーワード農学思想 / 大農圏 / 農業技術 / テーア農学 / 保護主義 / 場所性
研究概要

17年度は、大農圏の農業・農学思想の展開過程を調査・研究した。特にオーストラリアを訪れ、現地視察は十分とはいえなかったが、メルボルン市図書館、ラトローブ大学等において文献収集や意見交換を行った。アメリカについては、とりあえず日本国内のアメリカ農業発達史、農学発達史に関する文献を集めた。オーストラリア、アメリカ等の大農圏の農学の根底に流れる考え方の特徴を、明確に整理できるとの見通しがついた。またイギリス、ドイツについても、農水省関係研究機関特に旧農業総研のエイメリー文庫、東京大学農学生命科学研究科図書館、京都大学農学研究科図書室等を中心に文献研究を進めた。
別途拙著『農学原論』の翻訳刊行を行ったが、その過程で、小農圏の農業の実態や考え方が大農圏の人たちに、十分理解されていないことが分かり、この点をしっかり認識の上、本研究を進める必要があることを痛感した。そして本研究の成果を踏まえ、同書に小農圏の特徴について、冒頭に論考を付すことが出来た。また農学思想史とした場合、人を中心に扱うこととなるが、そこへさらに技術、経済、自然、貿易といった重要問題を入れ込み、総合的に叙述する仕方が適切ではないかとの見解に到達した。
こうした成果を踏まえ、最終年度である18年度においては、さらに現地調査、文献調査研究を進め、全体的に取りまとめる作業を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 地域の豊かさとは何か2005

    • 著者名/発表者名
      祖田 修
    • 雑誌名

      農村計画 34巻1号

      ページ: 3-10

  • [図書] "Philosophy of Agricultulal Science" Preface to the English Edition, p13-262006

    • 著者名/発表者名
      Osamu Soda
    • 総ページ数
      332
    • 出版者
      Trans Pacific Press, Melbourne

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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