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2003 年度 実績報告書

ウマアミノ酸透過酵素およびK,Cl共輸送体の遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 15580266
研究機関東京農業大学

研究代表者

半澤 惠  東京農業大学, 農学部, 教授 (00181032)

研究分担者 原 ひろみ  東京農業大学, 農学部, 講師 (00343567)
吉田 豊  東京農業大学, 農学部, 講師 (60078227)
キーワードウマ / 赤血球 / 脆弱性 / マッピング / SNP / SLC12A4(KCC1) / SLC7A10(asc-1) / SLC7A9(b0,+)
研究概要

1.ヒト,マウスおよびラットにおいて保存されている配列を利用してKCL共輸送体遺伝子SLC12A4のエキソン16〜17および20-23,アミノ酸透過酵素SLC7A10のエキソン10〜11ならびに,同SLC7A9のエキソン3〜4を増幅するプライマーを作成した.これらを用いて,ウマの真核DNAをテンプレートしてPCR増幅産物を得,その塩基配列をダイレクトシークェンスにより解読した.得られた塩基配列のエキソン部分は,それぞれヒトSLC12A4,SLC7A10およびSLC7A9の相同領域と極めて高い類似性を示した.さらにSLC12A遺伝子ファミリーあるいはSLC7A遺伝子ファミリーとの類似性を樹形図により確認したところ,それぞれSLC12A4,SLC7A10およびSLC7A9と一つのクラスターを形成した.以上より,我々が同定し塩基配列がウマSLC12A, SLC7A10およびSLC7A9の相同遺伝子であることが明確となった.2.相同遺伝子断片であることが確認されたPCR産物について来歴の異なる30頭のサラブレッドについて塩基配列を精査したところ,いずれも1ヶ所ずつのSNPが検出された.このうちSLC7A10に認められたSNPと赤血球膜脆弱性との間に有意な相関が認められた.3.プライマーを用いてフランスINRA, Laboratoire de Genetique, Biochemique and Cytogenetiqueが維持管理しているウマゲノムのbacterial artificial chromosome(BAC)ライブラリーの中から,SLC12A4およびSLC7A10陽性クローンを選択した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 半澤恵, 藤瀬浩, 吉田豊, 原ひろみ, 渡邊誠喜: "RELATIONSHIP BETWEEN K-CL COTRANSPORT ACTIVITY AND MEMBRANE FRAGILITY OF DENSITY-SEPARATED ERYTHROCYTES FROM THOROUGHBRED"Journal of equine Science. 15巻・1号(印刷中). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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