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2003 年度 実績報告書

視床下部腹内側核破壊でみられるレプチン抵抗性と肥満の発生機構

研究課題

研究課題/領域番号 15590204
研究機関福井大学(医学部)

研究代表者

樋口 隆  福井大学, 医学部, 教授 (70106326)

研究分担者 成田 和巳  福井大学, 医学部, 助手 (80270958)
村田 拓也  福井大学, 医学部, 助手 (70281186)
本田 和正  福井大学, 医学部, 助教授 (50143946)
キーワード腹内側核 / 過食 / 肥満 / オレキシン / メラニン凝集ホルモン / イムノヒストケミストリー
研究概要

視床下部腹内側核(VMH)を破壊すると、過食と肥満が生じる。その原因を明らかにするために、摂食中枢として知られている外側視床下部の神経が産生する摂食を促進するペプチドである、オレキシンとメラニン凝集ホルモン(MCH)の産生量を、イムノヒストケミストリー法で推定した。その結果、オレキシンとMCHの含量は、コントロールのラットと比較して、VMH破壊ラットでは、有意に減少していた。この結果は、Journal of Neuroendocrinologyに発表した。実験前には、VMH破壊ラットでは、これらの摂食を促進するペプチドが増加していると予想していたので、この結果は意外であったが、Kalra等が別の摂食を促進するペプチドである、ニューロペプチドYの視床下部における含量が、VMH破壊ラットで減少しているという報告と合わせて考えると、VMH破壊ラットでは、視床下部の食欲促進系の神経系はその活動が抑制されていると考えられる。現在、食欲を抑制するペプチドの作用について、検討しているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 孫 桂栄: "Central and Peripheral Immunoreactivity of Melanin-Concentrating Hormone in Hypothalamic Obese and Lactatin Rats"Journal of Neuroendocrinology. 16. 79-83 (2004)

  • [文献書誌] 孫 桂栄: "Orexin-A Immunoreactivity and Prepro-Orexin mRNA Expression in Hyperphagic Rats Induced By Hypothalamic Lesions and Lactation"Journal of Neuroendocrinology. 15. 51-60 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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